音楽家ですあるいはピアニストですと名乗る機会は山ほどあるわけだけれど、ご専門は?と聞かれてうーむとなったことがある人は一定数いるんじゃないかと推察する。
私の場合はピアノが主な手段だけど、別にそれだけじゃないしなあとか。でもいちいちそれを全部説明する訳にもいかないじゃないですか、相手が求めてるのはそういう答えじゃないわけだから。
ピアノにしたって、クラシックなのかジャズなのか。それと、自身がピアニストであることに疑問はないんだけど、音楽教育にも携わっているし、あーでも専門と呼べるほどじゃないのかなあとか、合唱指揮(指導)もしているけど、例えば指揮法を学びにどこかで勉強しに行ったとかそれこそ専門を絞っているわけじゃないしねーとか。向き合ってるのは音楽・芸術なんです!っていう自己紹介、自分にも相手にも「??」な結果になる未来しか見えない。難しいよね。最強にネガティブな考え方をすれば「器用貧乏」なんだけど、でも私が目指すものって器用貧乏な生き方を経由する(あるいはもうそこを死ぬまでひた走る)ことでしか今のところ深められる気がしないのだ。難しい。
プロとアマの言葉の定義について度々議論が交わされるけど、私個人としては「すごくどっちでもいい」。正直。TLという概念が存在するSNSではちと…無計画には言えない意見ですけどね。個人ブログにつらつらと書いとくくらいにしたい。議論したいと言われれば全然しますけど、自分からこう、世界にバーン!!は無理。
私はプロを自称しているけれど、私の場合自分への戒めに他ならない。アマチュアであることを言い訳に(理由に、では決してない)甘えるのは違うと思っている。プロを自称するのに現場に来て中途半端なことするならそれは趣味じゃん。アマとかプロとか以前に、っていう。
アマは私は名乗れない。みんなみたいに、お仕事とかお家のことをしながら好きなことに命も時間もお金も何もかもをつぎ込める自信が無いから。自分にプロだと言い聞かせて仕事する、音楽だけでヘトヘトだ。好きって、本当にエネルギーが要る。
こういう変な…エセ完璧主義者みたいな側面があるからわたくし生きづらいんでしょうね!
私の大好きな、尊敬している人の言葉で「常に会心の一撃を狙うから辛くなる」っていうのがあって、それを少しづつ少しづつ、自分のものとして昇華できたらいいなと思っています。
何年後かにできてますようにっと!
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